てぃーだブログ › カニマン鍛冶工房

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Posted by TI-DA at

2021年06月16日

ふくろ鉈安住の宿に収まる

沖縄本島沖縄市在住の平良さんから依頼を受けて製作したふくろ鉈が平良さんによってアレンジされて特化しているのを拝見して感動したので紹介します。
写真①ふくろ鉈安住の鞘に納まる


写真②ふくろ鉈の取っ手に自転車のチュウブが巻きつけられて握りやすくなってる


写真③ふくろ鉈のイメージに合う鞘を平良さんが昔ながらの松材を用いて製作、色は鉈に合わせ浸透性の藍色で着色


写真④鞘の表側:鞘の前後に下駄状の凸があり、現場でまな板として利用できるようになっている。


写真⑤鞘裏側:刺し口に紐穴を開け紐を通し腰に結束できるようにされている。


沖縄 製作したカニマン刃物がお客さんの手に渡り、切れ具合、使いやすさ等々・・・刃物を評価されるのは使い手である。その後のカニマン刃物と対面するのは不安と期待が交互する。磨り減るまで使われて欲しい


  

Posted by ていじゅん at 09:43Comments(5)

2020年12月31日

12月31日の記事

沖縄本島謹賀新年
2020年は「カニマン鍛冶工房」ブログを読んで下さり。ありがとう御座いました。どうぞ、今年もよろしくお願い申しあげます。



写真:完成まで年を越すカニマン刃物



  

Posted by ていじゅん at 06:53Comments(1)

2020年12月07日

鞘作り

沖サバキナイフの鞘作り(木材:アリク)
刃物を携帯する上で欠く事ができない鞘は刃物の付属品ではあるが刃物が鞘に納まっていでば安心して持参できる。沖縄の昔の人は、鞘はシィーと呼び「巣」の事かと思われる。刃物は霊力をおびた道具で鞘から抜き出すと霊力を出し続け霊力が弱くなる。そのため刃物を休ませ再び強い霊力を出すために鞘に収めたと考えられる。

写真:焚き火


写真:丸太を割り乾燥中の鞘材(アリク・チャーギ・ヤナブー)


写真:内側の削り


写真:削り出し後左右をゴムで縛り合わせ

写真:ナイフ旨く納まり完成


写真:鞘造り使われた刃物









  

Posted by ていじゅん at 07:54Comments(1)

2020年08月29日

海(人)包丁で魚を丸切り

沖海(人)包丁
現在の海人(ウミンチュ:漁師)は、海(人)包丁は、おそらく使用していないと思います。さびに強いステンレス包丁が主流だと思います。金物屋等で販売はされていません。昔の包丁ですが、さばき包丁として優れています。
写真1:使う前に中粒砥石で刃先を研ぎ出す


写真2:サンゴ礁に住む硬い骨の魚を骨ごとぶつ切りする。
写真1:
写真3:使い終える刃欠け無し。剛材は炭素工具剛(SK85)


写真4:しばらく使わない時は錆止めに台所にあるオリーブ油を塗るのも良い


写真5:カニマン刃物は、宜野座村道の駅売店で販売されています。1~2ヶ月に一度はほ補充しています。


  

Posted by ていじゅん at 21:54Comments(4)

2020年07月09日

カニマン刃物紹介

沖縄本島山刀(ヤマナジ)3本紹介(撮影地:夏の名護市嘉陽海岸)



写真:2 山刀(ヤマナジ) 全長31.5cm 重量404kg 刃渡り18cm 剛材板バネ 柄材アリク材
 幅広の鉈で鉈として、さばき包丁としても使える


写真;3 写真:2鉈のみねの厚み6mm


写真:4 山刀(ヤマナジ) 全長32.6cm 重量574kg 刃渡り22cm 剛材板バネ 柄は刃部と一体型のふくろ鉈
 持ち手から刃部は「への字」に折れ手首に負担が少ない 厚みがあり骨切りにも使える。


写真:5 写真:4鉈のみねの厚み12mm 


写真:6 山刀(ヤマナジ) 全長32.6cm 重量457kg 刃渡り20cm 剛材板バネ 柄は刃部と一体型のふくろ鉈
 山刀(ヤマナジ)としての機能にあら切りの包丁としても使える。


写真:7 写真:6のみねの厚み


写真:8 嘉陽海岸の目先に「キョウ島」の岩がそそり立つ。海の彼方やってくる来訪神の目印となっている。神は五穀豊穣と鉄を南島にもたらした。




  

Posted by ていじゅん at 22:09Comments(11)

2020年04月19日

カニマン刃物紹介

沖ナイフ(撮影地:宜野座村ヒッピィー海岸)
 沖縄の島々に はるか6世紀頃、鉄のナイフが普及したと考えられている。用途は、調理用、工作用、護身用等。ナイフの需要は昔から変わらず生活に欠かせない道具の一つである。地域や用途によって形も色々ある。実用本位に刃物を製作しているカニマン鍛冶工房の刃物紹介。


沖縄本島右片刃ナイフ(剛材:白紙2号)
 片刃は、食い込みがするどく、右用と左用がある。
写真1 表面


写真2 裏面


沖縄本島左片刃ナイフ(剛材:板バネ打ち直し)
写真1 表面


写真2 裏面

沖縄本島両刃ナイフ(剛材・芝刈機爪打ち直し)
 用途の広い刃物で上に反る刃物は、さばきナイフに多く見られる。
写真1











  

Posted by ていじゅん at 10:54Comments(9)

2020年02月15日

刃物紀行「沖縄島北部の集落内で見かけた刃物」

沖縄本島生活の中の刃物


北部海岸に面した民家道路脇に置かれた流し台に、包丁・鎌・除草具が無造作に置かれていた。オバーの野菜畑で使う刃物セットであろうか?生活感が漂うひとコマと思い写真を撮った。

  

Posted by ていじゅん at 13:48Comments(9)

2020年01月01日

新年おめでとう御座います。

沖昨年は、カニマン鍛冶工房のブログをご覧下さりありがとう御座いました。どうぞ今年もよろしくお願い申しあげます。


縄シーグ(大意:巣具・霊具)紹介




シーグは、巣具・霊具と考えられ、刀子としての用途があった。伝世品がなく遺跡から出土した刀子を参考に制作した。材は、琉球松の素材に刃部を焼いて差し込んで作る。  

Posted by ていじゅん at 10:00Comments(6)

2019年10月31日

カニマン刃物紹介

沖さばき包丁
 撮影地:宜野座村 夏が終わり北風吹くブルシ海岸にて


写真1:海包丁(海人包丁・フカ包丁) 全長33.8cm・重さ236g・刃の長さ20cm 剛材SK炭素工具剛・柄材アリク、ウレタン塗布 
沖縄で魚のさばきに特化した包丁で先端と柄に特徴がある。 販売価格7,000円~9,000円


写真2:さばき包丁 全長31.5cm・重さ322g・刃の長さ19cm 剛材板バネ(スズキジムニー)・柄材アリク、ウレタン塗布 
先端に重みを配置し鉈と包丁の用途を持たせた刃物で板バネ特有のほど良い硬さと粘りがある。販売価格10,000円



  

Posted by ていじゅん at 18:18Comments(0)

2019年10月23日

工房でのカニマン刃物販売案内

沖南島の島々で面々と作られ使われてきた刃物の紹介(販売案内)
写真1:シマ包丁(工房での販売価格6,000円から 刃渡り15cmから)撮影地 宜野座村ヒッピー海岸
沖縄の歴史風土のなかで使われていた包丁を現代の台所事情に合うように軽く短く製作。


写真2:海包丁(工房での販売価格7,000円から 刃渡り15cmから)撮影地 宜野座村ヒッピー海岸
海人(ウミンチュ:漁師)やかつお節工場で使われていた包丁で魚をさばくのに特化した包丁であるが肉の捌きにも優れている。


写真3:小包丁(ペティーナイフ)(工房での販売価格刃渡り10cm3~4,000円)撮影地 宜野座村ヒッピー海岸
三徳包丁包丁とセットに加えると便利、柿やりんご、それにジャガ芋皮むきには使い勝手が良い。


縄カニマン鍛冶工房案内
住所:〒904-1301沖縄県国頭郡宜野座村字松田2629-10
電話:098-968-8459 携帯:080-9853-5081
営業時間:午前10頃から12時まで午後は2,時頃から6時頃まで
休み:不定休・・・来られる方は連絡下さい。留守の時も有ります。
  

Posted by ていじゅん at 14:06Comments(5)
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プロフィール
ていじゅん
ていじゅん
カニマンとは沖縄の古語で「鍛冶屋」や「鉄に関わる人」の事です。

カニマン鍛冶工房
〒901-1301
沖縄県国頭郡宜野座村字松田2629-10
電話:098-968-8459
携帯:080-9853-5081
宜野座ICからお車で約5分ほど